競合他社よりも一歩先の未来を提案
職種
入社年
彼がターゲットにしていた案件は、LTE(当時最先端の携帯電話移動体データ通信規格・4G)の検査装置である。
「当時はまだLTEの名前を知る人すら少なかったため、時代の先を行くような仕事でした。例えば2020年現在で普及が進んでいる「5G」のことを2015年に人に説明しても伝わらなかったでしょう。それと同じ感じです。」
このように、半導体業界では時代の流れを予測し、競合他社よりも常に一歩先の“未来”を提案していかなければならない。こうした提案への取り組みが、彼を新規ビジネスの中心となる存在へと成長させた。
若手のうちから成功を経験した彼は、現在はAI(人工知能)をハードウェア化し、クラウドに接続しないで使用できる「エッジAI」の展開を行う新規事業部に所属している。プロダクトセールス担当として仕入先(サプライヤー)とのさまざまな交渉をする役割だ。最新のAIアルゴリズムを開発するAIパートナーの発掘や既にお付き合いのあるAIパートナーと定期的なコミュニケーションを取りながら、常にお客様の最新の状態を把握する刺激的な日々を送っている。
「PALTEKでは、自分なりの新たなスタイルを作ったり、考えを高めたりすることができると思います。ですから、やったことのない新たな分野、チャレンジングな環境においてもゼロからのビジネススキームづくりが可能です。ですが、物理的なものを売る感覚とは異なりますので、ここでのスキームづくりはとても難しいです。しかし、現在のPALTEKは良い意味で組織の枠が強くないので、自発的なモチベーションがあれば会社全体を動かすこともでき、ゼロから1を生み出す経験を積むことが出来ると思います。」
入社15年目。新規ビジネスの中心を任されている彼の目は“未来”を見つめている。