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コストを抑えつつ映像の冗長化を実現!
AWSを用いたパス・リダンダンシーの賢い作り方

- 技術資料 -
ネットワーク回線の冗長化
Path Redundancyの構築方法

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ネットワーク回線の冗長化 Path Redundancyの構築方法

映像伝送システムでは、カメラやその他の映像ソースから入力された映像信号をデジタルデータに変換し、ネットワークを介して伝送する必要があります。この際、映像データはエンコーダによりストリーム化され、1系統の映像ストリームとして送信されます。

しかし、重要な映像伝送では冗長性を持たせ信頼性を高める目的で、正副、もしくはプライマリ・セカンダリのようにシステムを2重化をするなどして、同一の映像を2系統のストリームで伝送することが求められる場合があります。

2重化システムにはエンコーダとデコーダとその間のネットワークを2系統とすることが一般的ですが、従来の2重化映像伝送システムでは、エンコーダ、デコーダ、ネットワーク経路を完全に2系統並列で用意する必要がありました。しかし、この手法には以下のような課題があります。

  • 余剰な機器が必要で初期コストが高くつく
  • 2つのシステムの同期や状態監視が複雑で運用が手間がかかる
  • ネットワーク経路を2系統用意するスペースや設備が必要

一方、Haivision社の製品では、1台のエンコーダから冗長な2系統の映像ストリームを直接生成・送出できます。この手法により、以下のメリットが得られます。

  • エンコーダ1台で済むので、機器コストを大幅に削減可能
  • エンコーダ内部で2系統の同期を取るので、運用も単純化
  • ネットワーク経路は1系統で済み、スペースや設備コストを抑えられる

今回は、Path Redundancy(パスリダンダンシー)という2重化システムを、AWSを使用して構築する方法をご案内します。

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伝送方法の違い

メリット

  • 2ストリーム構成で安定伝送が可能
  • エンコーダ・デコーダは1台づつで安価
  • パケットロスへの耐性向上

Path Redundancyの構成

今回はMakitoX4エンコーダからAWS上のSRT Gatewayと接続する構成をご紹介します。 その他エンコーダ・デコーダ間に2台のSRT Gatewayを設置したPath Redundancyや デコーダ直前にオンプレSRT Gatewayを設置するシステムなど要件に応じて 構成をフィットさせることが可能です。

検証に使用した機材

Makito X4 ビデオエンコーダ

​Haivision  Makito X4 エンコーダ​

4K HEVCならびにH.264を実現する超低遅延エンコーダ​

SRTゲートウェイ

​Haivision  SRTゲートウェイ

ネットワークブリッジシステム

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