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株式会社PALTEK > ソリューション事業 > 映像伝送ソリューション > 導入事例 > ヌーベルバーグカンパニー株式会社様:クラウドを活用したリモートプロダクション配信

導入事例

ヌーベルバーグカンパニー様:
クラウドを活用したリモートプロダクション配信
~モバイルトランスミッターProとStreamHub~

ヌーベルバーグカンパニー様 クラウドを活用したリモートプロダクション配信 サムネイルヌーベルバーグカンパニー様

沖縄で開催されたフィッシング大会にて、Haivision社製品Pro380(モバイルトランスミッター)とStreamHub(受信機)を使用してライブ配信を行っていただきました。StreamHubをクラウド上に携え、M2Liveとの連携も行っております。船上映像と共に臨場感あふれる映像を配信することができました。

導入のポイントは?

  •  クラウド内でのM2 Live連携
  •  Pro380(モバイルトランスミッター)を使用したリモートプロダクション

企業情報

会社名

ヌーベルバーグカンパニー株式会社

設立

1992年7月

所在地

〒102-0081 東京都千代田区四番町5-6 四番町ビル1号館5F

事業内容

映像制作・イベント制作・ライブ配信・撮影・ポストプロダクション

お三方にお話しを伺いました!

左 :常務取締役 統括副本部長 宮島 陽介 様

中央:取締役副社長 池田 正義 様

右 :筒井 敦 様

イベント情報

イベント名

:Ryukyu Big Game Fishing Tournament 2025

開催日

:2025年4月25日・26日・27日

場所

:宜野湾港マリーナ 沖縄県宜野湾市真志喜4-4-1

主催

:RBGFT実行委員会

『Ryukyu Big Game Fishing Tournament 2025』は、沖縄県宜野湾港マリーナが中心となり開催されたフィッシング大会です。会場には、特設ステージも設けられ、ミュージックフェスやファッションショーが開催された他、地元PRブースの設置やワークショップ等も設けられ、多彩なコンテンツが用意されました。また、人気YouTuberも参加し、イベントを盛り上げました。

ヌーベルバーグ様は、フィッシング大会の海上映像および地上ステージ映像のLIVE配信をご担当されていました。 Haivision社製品Pro380(モバイルトランスミッター)とStreamHub(受信機)をクラウド上に携え、M2Liveとの連携も行っております。船上映像と共に臨場感あふれる映像を配信することができました。

ヌーベルバーグ様の取組み

インタビュアー
PALTEK
取り組みの背景に関して教えていただけますでしょうか?
ご担当者様

配信事業において懸念される項目の一つがコスト感です。以前からリモートプロダクションに興味があり、実績を作りたいと思っておりました。そこで、レスターさんからお声がけをいただき、ソニー様のM2 Liveを使ったリモートプロダクションでの配信を行うことにしました。

ご担当者様
リモートプロダクションはこんな構成で行いました!
インタビュアー
PALTEK
実際にリモートプロダクションを行ってみて、どの程度コストを下げられましたか?
ご担当者様

機材数が少なくなったこと。輸送費や現場への派遣人数が最小限に抑えられたことが挙げられるかなと思います。

具体的には・・・

配送コスト削減

機材の配送コスト

これまで、機材車としては10箱程度あったのですが、
今回は半分の物量で済みました。

人員削減

人の配置
10人規模→3〜4人削減

スイッチャーはクラウド上にあるため、
オペレーションの人数の削減につながると思いました。

ご担当者様

「リモートプロダクションで配信ができる」という自信につながりました。今後も案件によっては、リモートプロダクションの機会も増えていくと思います。

配信現場
インタビュアー
PALTEK
Haivision社提供のモバイルトランスミッターProはいかがでしたでしょうか?

今回はこちらを使っていただきました! > 

Pro380

・Full HD
・最大4chオーディオ
・SIM 8枚(LTE)

ご担当者様

とにかく機動性があり、軽量で、軽く動けたのがよかったです。
現場には、いろんな種類のカメラがありましたが、カメラ毎に変な動作をすることもなく、安心感がありました。スタジオで2時間弱まわしっぱなしにしていましたが、まったく問題ありませんでした。

ご担当者様

クラウドでの上りも安定していました。回線状況にもよりますが、安定感がありました。

インタビュアー
PALTEK
ありがとうございます。
今回モバイルトランスミッターの対向にあたるStreamHub受信サーバーをクラウド上で運用いただきました。そのあたりの使用感はいかがでしょうか?
ご担当者様

はじめ、カメラを Interlaced に設定しており映像乱れがありましたが、Progressive に変更してからは特段問題はありませんでした。StreamHub とソニー様の M2 Live の併用で、蓋サーバーをたてて、お互いの信号で逃げれらる場面がたくさんありましたし、とても使い勝手がよいと感じました。

ご担当者様

また、現場が省スペース化されてとてもすっきりしていました。 こんなに機材が少なかったのは、初めてだと思います。

インタビュアー
PALTEK
今回、StreamHub から M2 Live へは、RTMP で接続されていましたが、何か理由はありますか?
ご担当者様

今回、海上のドローン映像が RTMP で映像伝送することとなり、M2 Live へのインジェストは全て RTMP で統一しました。 次回は SRT でやりたいなと思っています。

ご担当者様
インタビュアー
PALTEK
リモートプロダクションでの運用における今度の展望はありますか?
ご担当者様

案件によっては、「リモートプロダクションで完結できるね!」という確信が持てました。今後の配信における提案に幅を持たせることができますし、費用も抑えられると思います。

ご担当者様

番外編:クラウドスイッチャーへSRTでインジェスト

今回、フィッシング大会では RTMP で M2Live へ映像入力がされていました。より M2 Live までの遅延をなくすという観点では、SRT プロトコルで接続しに行くのも手です。
弊社環境で確認をした場合どの程度遅延量を減らすことができたかご紹介いたします!

検証構成
検証構成
検証構成

RTMP伝送では、トータル遅延は約10秒程度でした。

モバイルトランスミッターPROを使用した場合、SSTとSRTの併用で遅延量を格段に抑えることができました!

また、Pro460 には Low latency モードが搭載しています。これにより、より遅延の少ない伝送が可能です!

Pro460

  • 4K/UHD and quad-HD 4:2:2
  • 10-bit HDR (HLG & PQ)
  • 8 audio channels
  • 6 internal 3G/4G/5G modems

Low latencyモード:End to End 80msec~ *Low latencyモードをご使用の場合は、StreamHubからの出力はSDIもしくはNDIである必要がございます。


M2 Liveご提供

会社名

ソニーマーケティング株式会社

設立

1997年4月1日

所在地

〒108-0075 東京都港区港南1丁目7番1号

事業内容

ソニーグループ事業の国内マーケティング・セールスおよび左記に付帯・関連する諸業務

モバイルトランスミッターとクラウドを活用したリモートプロダクション配信の実証実験を、Haivision Pro380 とStreamHub で行った事例をご紹介いたしました。
海上からの映像配信において、機材の軽量化・人員削減・コスト削減を実現しながら、安定した高品質配信が
実現できることが実証されました。

本事例や Haivision Makito X4、その他製品についてのご質問・お見積りは、お問い合わせフォームからお気軽に!


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