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導入事例

千代田化工建設様:国際宇宙ステーション「きぼう」画像取得処理装置を設置

千代田化工建設 様

国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟の新型画像取得処理装置IPU2にHaivision社製MakitoXエンコーダ(S-292E-HDSDI2)が採用されました。宇宙での使用のため、導入評価を行っていただきました。宇宙ステーションでの使用用途や評価についてご紹介をさせていただきます。

導入のポイントは?

  •  宇宙空間からのAV over IP
  •  宇宙クオリティの堅牢性と耐久性

目次

  1. 企業情報
  2. IPU2(画像処理取得装置)について
  3. 導入評価
  4. 映像伝送における設定
  5. 今後の展望

企業情報

会社名

千代田化工建設株式会社

設立

1948年1月20日

資本金

150憶14百万円

所在地

〒220-8765 神奈川県横浜市西区みなとみらい四丁目6番2号
みなとみらいグランドセントラルタワー

事業内容

総合エンジニアリング事業(ガス、電力、石油、石油化学、一般化学、医薬品等の設備並びに公害防止・環境改善・保全及び災害防止用等の設備に関するコンサルティング、計画、設計、調達、施工、試運転及びメンテナンス等、石油、天然ガスその他鉱物資源の開発、関連事業に関する投融資)

組織名

JAXA  宇宙航空研究開発機構

設立

2003年10月1日

所在地

〒182-8852  東京都調布市深大寺東町7丁目44番地1

事業内容

大学等における学術研究の発展、宇宙科学技術及び航空科学技術の水準の向上並びに宇宙の開発及び利用の促進を図る。

IPU2について

JAXA資料「星出彰彦JAXA宇宙飛行士の第65/66次長期滞在における軌道上での活動成果について」でも、IPU2について紹介されております。

IPU2の構成

 

千代田化工建設様では、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟に搭載される新型画像取得処理装置であるIPU2(Image Processing Unit 2)の開発を担当されました。IPU2は、国際宇宙ステーション内で行われる実験で取得される様々な映像をリアルタイムで地球に伝送することができる装置です。

JAXA資料「星出彰彦JAXA宇宙飛行士の第65/66次長期滞在における軌道上での活動成果について」でも、IPU2について紹介されております。

https://astro-mission.jaxa.jp/hoshide/mission_digest/ (JAXAサイトへ)

導入評価

国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟には、前モデルのIPUが設置されておりました。「きぼう」のリノベーションの一環で、ワークステーションラックと呼ばれるラックの中に新型の画像処理装置を導入することになりました。

前モデルIPUからのアップグレード

 

導入製品の仕様

H.264の圧縮技術に対応しているもの

    • Full HD解像度
    • 製品寸法の小ささ
    • 消費電力の小ささ

このような条件で、いくつかエンコーダをピックアップし、画質・画像とハードウェアの評価を行いました。

製品の評価

宇宙での使用となるため、製品採用によっても特別に考慮しなければならない項目があります。まずは、画質の評価です。

下記は、宇宙ステーション内に設置する上でテストした項目の一部です。

映像伝送における設定

解像度 Full HD
プロトコル UDP
圧縮方法 H.264
ビットレート 2-5M  (実験内容によって調整)
遅延  1-2秒(IPU2~デコーダまでの遅延)

今後の展望

PALTEK
IPU2のその後について展望をお伺いできますでしょうか?
JAXAご担当者様
宇宙ステーションでは4Kカメラも使用され始めています。これに伴って、エンコーダも4K対応のものが必要になってきます。また、圧縮技術も日々進化していますので、その時代に合ったものを導入する必要があります。今後は、H.265技術にも注目していきたいです。

SRT技術を用いた製品の紹介

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