トラック・バス向け車両管理ソリューション
アルコール検知器(アルコールチェッカー)
令和4年10月1日施行の道路交通法施行規則第9条の10では、乗車定員が11人以上の自動車1台以上を保持、または乗用車5台以上(原付をの覗くオートバイは0.5台換算)を保持する事業所の安全運転管理者は、当該運転者の酒気帯びの有無をアルコール検知器を用いて確認・記録し、1年間以上保存することが義務化されています。
アルコール検知器には「半導体センサー」と「電気化学式センサー」の2種類があります。 半導体式センサーのほうが仕組みが簡単で安価ですが、飲酒以外のアルコールにも反応しやすく精度はあまりよくありません。電気化学式センサーは、半導体式センサーと比べると機構が高度で価格は高く測定時間も長くなりますが、検知制度は非常に正確でアルコール濃度を正しく見極めるのに適しています。
方式 |
価格 |
測定時間 |
測定精度 |
メンテナンスコスト |
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半導体式センサー |
安い | 短い | 良くない アルコール以外でも 反応しやすい |
経年劣化が大きい |
<測定原理> 半導体表面に化学吸着している酸素にアルコールガスが反応してセンサー抵抗値が変化する特性を利用。ガス濃度が高くなると抵抗値が下がることでガス濃度を測定する。 |
||||
電気化学式センサー |
高い | 長い | 良い アルコール以外には 反応しにくい |
高い |
<測定原理> 検知器でアルコールに対して選択的に化学反応し、水素イオンと電子が生成。水素イオンは電解質内部を対極側に移動し、また、電子は外部回路を介して対極側に到達し、対極上で酸素と反応する。この際、外部回路を流れる電流値の大きさによりアルコール濃度を測定する。 |
アルコール検知器を選ぶなら、測定精度の良い電気化学式センサー方式をおすすめします
令和4年10月から施行される法律では、運行管理者は「アルコール検知器を常時有効に保持すること」が新たに求められます。これは、アルコール検知器を故障がない状態で保持しておくこと、ということです。アルコール検知器の製作者が定めた取扱説明書に基づき、適切に使用し、管理し、及び保守するとともに、次の事項を実施しなければいけません。
毎日確認すること※
※遠隔地で乗務を終了または開始する場合等、アルコール検知器を運転者に携行させ、又は自動車に設置 されているアルコール検知器を使用させる場合にあっては、運転者が所属営業所を出発する前に実施すること
少なくとも週1回以上確認すること
令和4月4月施行の改正道路交通法では、事業所の安全運転管理者は以下の項目の記録が義務化されており、10月からは、追加でアルコール検知器を用いた飲酒有無のチェックをしなければなりません。
法律は10月1日からの施行ですが、なるべく早い対応が求められています。
施行日が迫るとアルコール検知器も入手しづらくなることも予想されますので
1日も早く準備にとりかかったほうがよいでしょう。
弊社では東洋マーク社のアルコール検知器をはじめとして、豊富なラインナップを取りそろえております。
お客様のニーズにあった検知器をご提案できますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
東洋マーク社のアルコール検知器 一例
遠隔地対応アルコール検知器『どこでもAC』専用アプリ付き
電気化学式センサータイプ
電気化学式センサータイプ
特徴
EN規格準拠
世界の規格の中でも最も厳格に設計された高度な技術規格の認証を受けています
なりすまし防止
アルコールチェック時に当人画像を送信します。(専用ソフトウェア使用時)
一元管理
スマホを介して遠隔地点呼運用が可能(専用ソフトウェア使用時)