モビリティソリューション
株式会社IATで開発したSimulink® EVモデルは1Dシミュレーションに最適なモデルで、モータやバッテリ特性、そして車両仕様のパラメータを設定頂くことで、電費、航続距離、動力性能の車両性能のシミュレーションが手軽に行えます。モデルには、自らコントローラモデルを用意しなくても MILS (MODEL in the Loop Simulation) が行えるように、簡易コントローラモデルも付属しています。
NEDC、WLTC、JC08、LA4など8種類の走行モード(時間毎の目標車速)を内蔵しており、IGキー 、シフト、アクセル 、ブレーキをAIドライバが操作、簡易コントローラモデルで要求トルクを演算し、EVモデルが車速、電圧、電流、SOCを演算して走行シミュレーションを行います。
モデル | 入力 | 出力 | 仕様 |
---|---|---|---|
モータモデル | 要求トルク 車速 |
消費(発電)電力 実トルク |
要求トルクとモータ回転速度からモータの消費(発電)電力を算出する。 |
バッテリモデル | 放電(充電)電力 初期SOC |
電池電圧 電池電流 SOC |
放電(充電)電力から、電圧と電流とSOCを算出 |
ドライバモデル | 車速 | IGキー シフト位置 アクセル開度 ブレーキストローク |
左の4つを手動で操作する他、モード走行で目標車速となるようにAIドライバーが操作 |
ビークルモデル | モータトルク ブレーキストローク 勾配 |
車両速度 | 駆動(回生)力、走行抵抗、ブレーキ力、勾配から加速度を計算し、積算し、車両速度を算出 |
EVモデルは4つのサブシステムから構成されています。
この4つの振る舞いを示す物理式についての解説書が付属し、お客様ご自身でモデル内容の改造も可能なので社内教育などにも活用していただけます。
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