
PALTEKは、2024年10月15日から18日まで幕張メッセで開催された「CEATEC 2024」の株式会社レスターブースに製品を展示しました。
展示内容について
docomap Trailer
「docomap Trailer」は、株式会社ドコマップジャパンが開発した運送業向けの車両動態管理システム「DoCoMAP」に、PALTEKが開発した高性能な測位ユニット「GPSトラッカーR」の機能を組み合わせたソリューションです。

「docomap Trailer」の最大の特徴は、トラクターヘッドとトレーラシャーシの位置情報を一括で管理できる点にあります。トラクターヘッドにはdocomap GPS端末を設置し、トレーラシャーシには独自開発の測位ユニットを取り付けることで、専用ウェブアプリを通じて簡単に位置情報を確認することができます。
本システムの測位精度は特筆に値し、「みちびき」のSLAS(サブメータ級測位補強サービス)を活用することで、従来の測位方法と比較して誤差をプラスマイナス2メートルまで縮小することに成功しています。この高精度な位置測定により、車両や貨物の正確な位置把握が可能となり、運送業務の効率化に大きく貢献します。
また、測位ユニットの長時間稼働も本製品の強みの一つです。1日4回の動作で1年間の連続稼働を実現する省電力設計により、約1年間にわたって電池交換なしで使用することができます。さらに、動作温度範囲が-15℃から+80℃と広く、IP67規格の防塵・防水性能を備えているため、過酷な環境下でも安定した動作を保証します。
docomap Trailerの用途は多岐にわたります。運送業における車両と貨物の位置管理はもちろんのこと、トレーラシャーシやコンテナの位置追跡、さらには駐車場での車両管理にも活用できます。事前に設定した駐車場情報と連携させることで、より詳細な車両管理が可能となります。
本システムを導入することで、運送業界が抱えるさまざまな問題点を改善し、業務効率の向上や労働環境の改善、コスト削減、安全性の向上といった多面的な効果が期待できます。具体的には、車両とトレーラの位置を一括管理することで運送業務の効率が向上し、ドライバーの無駄な移動や探索時間を削減することができます。また、車両や貨物の位置を正確に把握することで運用コストを削減し、リアルタイムの位置把握により緊急時の対応を迅速化することが可能となります。
展示会場では、多くの来場者が「docomap Trailer」のデモンストレーションに高い関心を示し、運送業界の課題解決に向けた新たな可能性を感じ取っていただきました。本製品は、単なる位置追跡システムを超えて、運送業界の労働環境改善と業務効率化を同時に実現する総合的な車両管理ソリューションとして、大きな注目を集めています。
本ソリューションに関するお問合せは以下よりお問い合わせください。
そのほか、「sXGPを使ったEdge AIソリューション」も展示しました。
「CEATEC 2024」とは?
「CEATEC」の概要は以下の通りです。
名称 | CEATEC 2024 |
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会期 | 2024年10月15日(火)~18日(金) |
会場 | 幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1) |
入場 | 無料(全来場者登録入場制) |
主催 | 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA) |
「CEATEC 2024」は、今年で25周年を迎え、経済発展と社会課題の解決を両立する「Society 5.0」の実現を目指し、あらゆる産業・業種の人と技術・情報が集い、「共創」によって未来を描くことを趣旨に、本年は「Innovation for All」をテーマに掲げていました。

レスターグループは、グループの総合力で社会課題の解決に取り組み、持続可能な社会の発展に貢献することを目指し「CEATEC2024」では、社会課題に対してエレクトロニクスやエネルギーの分野などにおいて、レジリエンスを備えた持続可能な社会を実装するためのトータルソリューションの展示として「パートナーズパーク」ゾーンに出展しました。
センシングやAIなど当社グループが強みとする技術を活用した人や車のリアルタイム検知・モニタリングによる省人化を行うデバイスソリューションで、人手不足や高齢化に起因する社会課題にアプローチし、太陽光発電や節電・省エネシステムなど、エネルギーを最大活用できる仕組みづくりを提案するエコソリューションを紹介しました。他にも、パートナー企業との共創で実現する配送ロボット、車両管理ソリューション、対話型キャラクターエージェント、高機能サーバーなど、人々の暮らしや産業の発展のため、各種展示しました 。
