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【FillPak® 採用事例】株式会社ディーエイチシー

株式会社ディーエイチシーのFillPak® TTC採用事例を紹介するバナー画像

導入ソリューション:FillPak® TTC

株式会社ディーエイチシー(以降DHC)は、1972年の創業以来、常に最新の研究技術と確かな品質への徹底したこだわりとともに、お客さまの声に真摯に耳を傾けながら、社会的なニーズや課題を解決すべく取り組んでまいりました。

大学向け翻訳委託業からスタートし、1983年に基礎化粧品の通信販売を開始して事業を大きく転換しました。DHCオリーブバージンオイルと薬用ディープクレンジングオイルの成功を機に、健康食品分野へも進出。現在では美容・健康食品通販で業界首位を誇ります。研究開発から製造、販売まで一貫した自社運営体制を特徴とし、国内3箇所の自社工場と全国の直営店を展開しています。

今回、ロジスティクスユニット ロジスティクス管理グループグループリーダー安藤様と小口様2名に、Ranpak社の紙梱包資材の導入の背景や決め手、導入後の感想についてお話を伺いました。
(案内役:株式会社PALTEK ソリューション事業本部 中澤、広報デジタルマーケティング 寺田)

FillPak® TTC 導入の背景、きっかけについて教えてください。

DHCでは従来プラスチックのエアー緩衝材を使用していましたが、他社の物流倉庫を見学した際、紙の緩衝材が環境に優しく、また商品の固定にも適していることに気づきました。社内で環境への配慮を意識する機運が高まり、エコフレンドリーな資材への切り替えが推奨されるようになりました。

また、社内の方針転換によって環境対策をより重視することが求められ、紙緩衝材への切り替えが本格的に検討されるようになりました。
より持続可能で環境負荷が少ない素材を探していたところ、Ranpak社の紙製の緩衝材を知り、FillPak® TTCの導入を決定しました。

FillPak® TTC を導入された決め手を教えてください。

紙梱包されたDHCのディープクレンジングオイルの2本パックの画像

環境に配慮した紙梱包資材で商品をしっかり保護

数ある紙緩衝材メーカーからRanpak社の紙緩衝材を選定した主な理由は、品質の高さとコスト面での優位性です。

他社の製品と比較したところ、他社の一部の製品は緩衝材の紙の切れ端が梱包するDHCの商品に付着してしまい、外観に影響を及ぼすという問題がありました。また、紙の強度が足りず、商品を十分に保護できないものもありました。

その点、Ranpak社の製品は適度な強度と清潔さを保持しており、特に健康食品や化粧品といった消費者向け製品の梱包を行うDHCに適していると判断しました。

さらに、Ranpak社の機械にはバッテリー機能が搭載されており、設置場所に柔軟性があり、配置の制約が少ない点も導入のポイントでした。
他社では機械の貸出し台数に制限がある場合が多い中、設置希望台数の調整も柔軟で、これも選定の決め手となりました。

FillPak® TTC導入によって反応や変化はありますか。

Ranpak社のFillPak® TTCの全体写真

導入後、作業場の環境が大きく改善されました。
従来、エアー緩衝材を作り溜めするためのやぐらが作業台の上に組まれており、それによって電気の光を遮っていたため、作業者の手元が暗くなりがちでした。

しかし、FillPak® TTCは作り溜めする必要がなく、直接機械から紙が排出されるため、電気の光を遮ることがなくなり、手元まで明るい作業環境が実現しました。

また、エアー緩衝材では商品に緩衝材を詰め込んでみても、滑ってしまいうまく固定できないことが多く、作業員の手間が増えていました。

FillPak® TTCに変更したことで、商品の形に柔軟にフィットしやすくなり、商品がしっかりと固定され、作業効率も向上しました。
無駄な作業が減り、作業時間の短縮にもつながっています。

FillPak® TTC導入後の感想を教えてください。

現場の作業員からは、 FillPak® TTCはスムーズで作業がしやすくなったとの声が多く上がっています。特に、商品の形状に合わせて紙がフィットするため固定が簡単になり、梱包作業の品質も向上しました。

導入当初は、使用すべき紙の適切な量か分からず多少の戸惑いもありましたが、慣れてくると紙の量や詰め方の調整がスムーズになり、今では使いやすさを実感しています。

全体的な効率性の向上に寄与しており、現場の負担軽減に役立っています。

今後の展望は?

手のひらに持たれた葉と持続可能なエネルギーを象徴するアイコンを組み合わせた画像

DHCにとって環境への配慮は、「美しさ」と「健康」を追求する企業としての使命と深く結びついています。化粧品の原料となる植物性成分も、健康食品の素材となる自然の恵みも、すべては豊かな地球環境があってこそ存在するものだからです。

1980年代から天然由来成分にこだわった自然派化粧品を展開してきたDHCですが、近年は商品づくりだけでなく、その届け方にも環境という視点を取り入れています。

DHCでは、2024年8月からスタートした「ウェルビーイング・ブランドとしての環境への取り組みの一環」として、商品配送時における梱包資材や輸送形態を見直し、物流品質の向上を目指すべく、物流改善プロジェクトに取り組んでいます。

具体的には、今回Ranpak社の紙緩衝材を採用することで、通販をご利用のお客様への商品配送時に商品が傷つかないように商品と段ボールの間に詰める緩衝材を従来のプラスチック素材からFSC認証取得の紙緩衝材への変更です。

その他通販配送箱についてもFSC認証取得のものへ刷新。さらに直営店への商品配送にはリターナブルBOXを導入し、これらの取り組みにより、年間およそ130tものCO2排出削減を見込んでいます。

また、川崎ロジスティクスセンターに導入された自動倉庫システム「AutoStore」では、省スペース・省電力での在庫管理を実現し、効率的な物流と環境負荷の低減を両立させています。

「健やかに、美しく生きていきたい」というお客様の願いに応えながら、地球環境を守ることは、DHCの変わらぬ使命です。
高品質な商品をお届けすることはもちろん、その過程でも可能な限り環境負荷を減らす選択を重ね、持続可能な社会の実現に向けて努力を続けていきます。

掲載内容は取材当時のものです。

株式会社ディーエイチシー

株式会社ディーエイチシーのロゴとスローガン「しあわせを、ふつうに。」

1972年に創業した化粧品・健康食品の製造販売会社。
天然由来成分にこだわった自然派化粧品と、高品質な健康食品の開発・販売を通じて、ビューティ・ヘルスケア市場をリード。

国内1,600万人を超える顧客基盤を持ち、最新の研究技術と確かな品質管理により、「美しさ」と「健康」の分野で多くの消費者から支持を得ています。

株式会社ディーエイチシー
住所:〒106−8571 東京都港区南麻布 2-7-1
URL:https://www.dhc.co.jp/(オンラインショップ)

本事例で採用されたシステム

FillPak® TTC

すばやい梱包で効率アップ

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