紙は可変性に優れているため、どんな製品・箱でも適応が可能です。
プラスチックに比べて廃棄やリサイクルも容易で、再利用率が高いなどの数々の特長があります。
紙を使うメリット
- 高いリサイクル率
- 10人の消費者のうち8人が、環境により優しいものとして紙で包装されるほうを好みます。紙のリサイクル率は、プラスチックの24%に対し、72%にものぼります。
- コストの削減
- プラスチック資材と比べて、資材コストの削減、資材保管スペースの削減、梱包作業高速化による労働コストの低減につながります。
- 廃棄・リサイクルが容易
- 紙の梱包材は段ボール箱などと同じ材質のため、一緒に簡単に処理することができます。
- 多種多様な製品を保護
- 紙はどんな空間にも合わせて形づくることができます。そのため、紙は箱の中の多種多様な製品を保護することができます。
- 美しい梱包
- 紙は見た目がきれいな上に、様々な使用方法もあり、開梱するのも簡単です。
取り巻く環境の変化
環境省「プラスチック資源循環」によると、プラスチックごみ問題、気候変動問題、諸外国の廃棄物輸入規制強化等への対応を契機として、国内におけるプラスチック資源循環を促進する重要性が高まっています。
こうした背景から、政府では、令和元年5月に「プラスチック資源循環戦略」 (令和元年5月31日消費者庁・外務省・財務省・文部科学省・厚生労働省・農林水産省・経済産業省・国土交通省・環境省)を策定し、3R+Renewableの基本原則※1と、6つの野心的なマイルストーン※2を目指すべき方向性として掲げました。
3R+Renewableの観点から、再生可能な資源に替える取り組み“Renewable(リニューアブル)”が求められており、「プラスチック資源」から「紙」への再生可能な資源への置き換えは、循環型戦略における一助となります。
- ※1:
- 3R+Renewableの基本原則とは 2022年4月1日から施行されたプラスチックの資源循環を目的とした法律「プラスチック資源循環促進法」の基本原則を指します。
「プラスチック資源循環促進法」においては、Reduce(リデュース)・Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル)の総称である3Rに加えて、再生可能な資源に替える取り組み“Renewable(リニューアブル)”が求められています。
- ※2:
- 6つの野心的なマイルストーンに関する詳細は以下をご確認ください。
https://plastic-circulation.env.go.jp/about/senryaku
優れた環境ライフサイクル
お客様の希望される多種多様な梱包を実現できます。
二酸化炭素を放出しません
植物には、光合成のために二酸化炭素を取り込み、酸素を放出する自然の特性があります。紙の生産および処理の過程で放出される二酸化炭素は、森林によってすみやかに吸収されます。
-
持続可能な資源です
紙は、森林を適切に管理し、植林・育成を行えば、環境保全の点からも適切で、社会的な利益に適い、経済的にも継続可能な資源となります。
-
有害物質を含みません
紙の緩衝材は接着剤やホチキスを含みませんので、有害物質は含まれていません。RoHS指令(有害物質使用制限指令)にも適合しています。
- RoHS指令とは
- 電気・電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する欧州議会及び理事会指令。鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、ポリ臭化ビフェニル、ポリ臭化ジフェニルエーテルの含有率を指定の数値以下にすることが定められています。
廃棄・リサイクルが容易です
紙による梱包資材は、段ボール箱など他の紙を用いた包装材と同じように簡単に廃棄やリサイクルが可能です。プラスチックの再利用率は24%であるのに対して、紙の再利用率は73%です。紙はそのまま再利用したり、リサイクルして別の紙製品に生まれ変わることが容易です。
紙資材とプラスチック資材の比較
紙梱包資材とプラスチック製梱包資材をいろいろな点で比較した表です。
紙製品の良さがお分かりいただけると思います。
紙 VS エアバッグ
紙がプラスチック製のエアバッグより優れている点は、速度・柔軟性・梱包性能です。
廃棄が簡単で環境に優しいことは多くの消費者に⽀持されています。
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