Advanet/アドバネット
EtherCATは、オープンフィールドバスとして優れたリアルタイム性能と同期制御を提供する産業用ネットワークで、導入によって制御システム全体の性能向上が期待できます。またイーサネットケーブルを使用可能で、制御システムの省配線化にも貢献し、導入コストの削減および、シンプルなシステムを実現できます。ノード間の距離は、最大100メートルまで対応しています。
アドバネットのEtherCAT製品は、ホストCPUに負荷をかけないPCI Expressマスタボードからスレーブ製品まで、各種ご用意しています。
PCI Express® EtherCAT® Master board
AdEXP1572は、EtherCAT®マスタ通信機能を持つPCI Expressボードです。CPUは、Xilinx® Zynq®に搭載されているARM® Cortex®-A9を使用しており、インテリジェントタイプのPCI Expressバススレーブボードとして機能します。
EtherCAT®マスタプロトコルスタックは、acontis technologiesの「EC Master」を搭載しておりClassA準拠。Feature Packとしてケーブル冗長性、ホットコネクトにも対応しています。
本ボードは、PCI Expressバスマスタ (ホストCPU) によって制御されます。データの受渡しには、本ボードに搭載しているシェアードメモリを介して行います。
インテリジェントスレーブとして機能しますので、ホストCPUに負荷をかけることなく、EtherCAT®マスタ通信を実現できます。
Multipurpose EtherCAT® Slave Module
AdiNS1576は、TI社製ARM® Cortex®-A8搭載 Sitara AM3357プロセッサにEtherCAT®スレーブスタックを実装したEtherCAT®スレーブボードです。
汎用性の高い拡張ポートを複数備えており、I/Oボードや各種センサ類と接続することが可能です。このため、複雑のニーズに最適化されたデバイスを短期間で構築いただけます。
また、AdiNS1576を既存の装置や設備に導入することで、EtherCAT®通信に対応させることが可能です。ご要求に応じたファームウェアのカスタマイズ、センサ基板の開発、筐体や他の基板と組み合わせたシステム設計などをプロフェッショナルサービスとしてご提供しており、お客様の開発期間短縮にご活用いただけます。