EDA Technology Leader
シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアの一部門であるシーメンス EDAは、EDA(電子設計の自動化)のためのソフトウェアとハードウェアを提供するテクノロジ・リーダーです。シーメンス EDAは、実績のあるソフトウェア・ツールと業界をリードする技術を提供して設計とシステムレベルのスケーリングにおける課題に対応することで、次世代テクノロジノード移行の際にも、より予測可能な結果をもたらすことを確実なものとします。
社名 | シーメンス EDA(Siemens EDA) |
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所在地/設立 | 米国テキサス州プレイノ/1981年 |
URL | [HQ] https://eda.sw.siemens.com/en-US/ [JP] http://www.mentorg.co.jp/ |
ModelSimはFPGA開発で最も多く採用されているデファクトスタンダードのHDLシミュレータで、VHDL、Verilog、SystemVerilog設計記述の混在設計をシングルカーネルでシミュレーションします。PSL/SVAアサーションを使用するとバグ発生のシミュレーション時間およびバグの発生箇所を容易に特定できます。
そしてソースコード、波形、プロセス表示とそのクロスハイライト連携によりデバッグ効率が格段に向上します。
またコードカバレッジを用いてテストの網羅性を測定し定量化できるため、シミュレーシの抜け、漏れを防ぐことができます。
ModelSimは標準規格を厳格にサポートしており、どのような設計フローにも開発プロセスにも、容易に取り込むことが可能です。
ModelSimをご検討の方はQuesta Baseも併せてご検討されることをお奨めします。
Questa Base は、最先端の検証技術を実現する Questa Advanced Simulation に対するエントリーモデルです。ModelSimに近い導入しやすさを実現しつつ、大規模シミュレーションに対応しています。
ハイエンドシミュレータ、QuestaSimで実績のあるQrunフローやチェックポイント機能もサポートしており、個々のシミュレーション性能のみならず、コンパイル、最適化、シミュレーション、デバッグから成る一連のフローにおける生産性を向上させることができます。
VHDLやSystemVerilog、およびその混在シミュレーションをサポートします。またアサーション言語であるSVAやPSLもサポートしており、検証の自動化、検証資産の再利用、そしてバグ特定とデバッグの容易化を推し進めることができます。
さらに検証プロジェクトの50%近くにもなるデバッグプロセスの効率を高めるために、最新デバッグ環境である Visualizer を標準デバッグ環境として採用しています。
Questaはシミュレーションおよびフォーマルエンジンを用いて、最先端の機能検証手法を実現しプロセスを管理するためのプラットフォームです。シミュレーションではアサーションベース検証はもちろん、制約付きランダムテスト、IEEE標準のUVMおよび多彩な検証IP、ポータブル・スティミュラスにも対応しています。
また非同期クロックに伴うメタスタビリティ検証やローパワー検証、ソフトウェアドリブンの検証も含まれています。フォーマル検証ではプロパティチェックだけでなく、アサーション不要の自動チェック、接続性検証、SLEC等価性検証、レジスタ検証、セキュリティ検証など数多くのアプリが充実しています。
機能検証のすべての結果はUCDBと呼ばれるカバレッジデータベースに集約され、検証プロセスの管理ツールやジョブ実行ツールと連携することで、その多くが自動化、最適化され、高い検証効率を実現しています。
HDL Designer Seriesは、VHDL、Verilog、SystemVerilogおよびその混在による設計プロセスを効率よく管理します。テキストベースの設計にグラフィクスやスプレッドシートを用いた表現を組合せ、設計のドキュメント化やWebブラウザによる共有など、開発環境のインフラストラクチャを自動化します。またDesign Checkerにより設計スタイルガイドや設計ルールへの遵守を高め、再利用効率を高めます。
Precision Synthesisはインストールしてすぐ使える使いやすさと高い生産性を提供する設計フロー、ならびに最先端のFPGAデバイスに対しても業界をリードする結果品質(QoR)といった特長を備えています。これらを組み合わせることにより、優れた設計解析機能と傑出した物理実装およびタイミング制御を提供します。またPrecision Synthesisはベンダー非依存設計手法を採用しているため、どのベンダーのFPGAに対してもこれらの機能を適用することが可能です。
PADSは、高速、複雑、大規模なPCB開発のエンタープライズ向ソリューションとして知られるXpeditionのテクノロジを、FPGAやPCB設計など、小規模チームで何でもこなさなくてはならな いプロジェクト向けに、アクセスコストと使い勝手を重視して開発された製品ラインナップです。使い勝手のよい回路図エディタ、強力な検索機能を持つ部品情報管理、もっとも直感的なスケッチ配線とレイアウト、アナログ解析、高速伝送路解析、熱解析などを含みます。また3次元の技術を駆使したMCADとの連携や、PCBの製造性ルールに基づく解析により工場からの手戻りを激減させます。
HyperLynxは高速基板におけるESO(Electrical Signoff)に向けたソリューションです。HyperLynx DRCはシグナル・インテグリティ、パワー・インテグリティ、EMI/EMCなどの 問題に関するデザインルールをチェックします。また仮想環境におけるシミュレーションおよび解析ツールとしては、HyperLynx SI(シグナル・インテグリティ)、HyperLynx PI(パワー・インテグリティ)、HyperLynx Full Wave Solver(電磁干渉、電磁両立性)などのラインナップがあります。さらにHyperLynx Fast 3D Solverは、完全3次元の準静電磁場のパラメータ抽出により、さまざまな解析用の高精度モデルの作成が行えます。