FPGAの初回完動に欠かせないCDC検証(Design and Verification LANDSCAPE 2020-Vol2)
今日のFPGA設計では非同期クロックドメイン数が5~10使用されているケースが最も多く(右上グラフ)、クロック周波数が高くなることでCDC問題が顕著に表れるようになりました。
実際にFPGAの要改修の不具合が市場流出した原因の第2位がCDC関連という調査結果も出ています(右下グラフ)。
このCDC問題についてはシミュレーションでは再現することができず、それに伴いCDC解析の需要が増えてきています。
しかし、CDC解析ツールは安価ではないため使用頻度を考慮するとコストパフォーマンスが合わず断念されている設計者も多いのが実情です。
こうしたニーズにお応えするため、弊社ではCDC解析サービスの提供を開始いたしました。
出典︰Siemens EDA and Wilson Research Group, 2024 Functional Verification Study

RTLソース、クロック/リセット系統情報、IPの種類などをご提供いただくことで、簡易解析を行い
工数や価格を見積りいたします。不明点があれば打ち合わせにて詳細を詰めさせていただきます。
ご契約締結後、ご提供いただいたRTLソースと制約情報を以ってCDC解析を行います。
レポートはエラー箇所とその原因を報告いたします。
CDC解析①の結果により修正したRTLに対して再度CDC解析を行います。
修正箇所の再解析はもちろん、CDC対策による再収束(リコンバージェンス)問題の有無についても解析します。
エラー箇所が残っており再度修正したRTLに対しての解析をご希望される場合は別途費用にて承ることも可能です。

CDC構造チェックのチェックスキーム名
レジスタ名、クロック名、モジュール/ブロック名、ファイル名などの情報

上記「サービス概要とフロー」の内容に基づく場合、費用は概ね60万円(税別)となります。
価格はデザイン規模、クロック系統数、IPの種類・数、ならびにご希望されるCDC解析の回数などにより増加する可能性がございます。
詳細につきましては、下記よりお気軽にお問い合わせください。
