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屋外対応 sXGP基地局 1.9GHz sXGP
Ubiik社 freeRAN™

 

屋外対応 sXGPの基地局
1.9GHz sXGP

 

 

sXGPとは

sXGP(shared Xtended Global Platform)は4G LTEベースの公衆/自営PHS後継規格で、 1.9GHz帯を利用した自営無線ネットワークを構築可能です。すでに病院内や商業施設等で利用されていますが、屋外や災害現場での緊急の通信インフラとしても期待されています。免許不要で可搬性に優れ、現場の要求に柔軟に対応できるメリットがあります。

特長 ユースケース スペック カタログダウンロード

sXGP基地局 freeRAN™の特長

基地局免許が不要で屋外利用が可能

sXGPは、『無線局免許が不要』なシステムです。そのため、可搬性に優れ、場所を選ばず自由に基地局を設置できます。
Ubiik社 freeRAN™は、IP67の防水防塵性能を持ち屋外設置が可能なので、災害現場や仮設施設などの屋外での一時的な現場に機動的な展開が可能であり、状況に合わせて迅速な無線ネットワークの構築が図れます。
※Lisen to Before Talk (略称”LBT”)機能が実装されており、既設のsXGP基地局と干渉を防ぐ仕組みがあります。

高セキュリティ・高信頼通信

sXGPは、IMSバンドとは異なる1.9GHz周波数帯(LTEのB39)を利用しているため、干渉が少なく安定した通信が可能です。またSIM認証によりセキュアな自営無線通信ネットワークの構築が可能です。

そのほかの特長

  • IP67(防塵:6/防水:7)に対応した、数少ない屋外設置対応のsXGP基地局です。
  • EPCを内蔵した一体型基地局のため、単体の自営網運用であれば電源接続ですぐに使用可能です(LAN接続が必要な場合もあります)。
    ※LAN接続はfreeRANの設定変更、インターネット接続時に必要となります。
  • Ethernetポート及びキャリアLTE回線がバックホールとして利用できるので、sXGPによる自営網を他のネットワーク(インターネット等)と接続することが可能です。
  • EPCを外部設置することで複数台の基地局の運用が可能です。
  • 基地局間を移動した場合もハンドオーバー機能により基地局切替もシームレスに行います。
  • 使用する端末がVoLTE対応であれば、端末間の通話・SMSの利用が特別なアプリなく可能です。
  • SIMフリー・B39対応の端末が利用可能です。

ユースケース

屋外・災害時ネットワーク利用
sXGPは優れた可搬性を備えており、屋外や災害現場など非常時のネットワーク構築に最適な通信規格です。基地局免許が不要なため、自由に基地局を設置でき、機動的な展開が可能となります。可搬型の電源、インターネット接続を使用することで、有線ネットワークに依存することなく運用できます。こうした特性から、災害発生時の緊急通信手段として、sXGPネットワークの活用が期待されています。※端末は「iPhone12、iOS16.4以上」「AQUOS」などのB39に対応したSIMフリーのスマートフォンが利用可能です。

建設・工事現場
sXGPは、IMSバンドとは異なる1.9GHz周波数帯(LTEのB39)を利用しているため、干渉が少なく安定した通信が可能です。またSIM認証によりセキュアな自営無線通信ネットワークの構築が可能です。


その他工場や物流倉庫内の産業用ロボットや搬送用ロボットの運用・制御、スマート農業や発電所の各種センサーデータなどの収集、音声通話などの自営PHSの代替活用など様々な場面での利用を想定しております。


[ sXGPの活用が想定されるシーンとメリット ]

  • 工場や物流
    • 工場ライン上の各種センサーデータを収集可能で、生産プロセスの最適化が期待できます。
    • 自動搬送ロボット等のネットワークとして使用することで、ロボットの行動を管理できます。
    • 有線インフラが不要なため、機器レイアウト変更に柔軟に対応できます。
  • 各種センサーデータ収集
    • 設備の遠隔監視と集中管理が実現し、安全運用が可能になります。
    • メンテナンス作業の効率化につながります。
    • 倉庫内の環境センサーやカメラデータを収集し、無人化・自動化の推進に貢献します。
  • スマート農業
    • 農地のセンサーデータ収集が容易になり、適切な栽培管理が可能です。
    • 農業従事者のコミュニケーションツールとしても活用可能です。
  • メガソーラー発電所
    • 広大な発電所内に柔軟に無線ネットワークを構築可能です。
    • パネル群に設置した各種センサーのデータ収集が容易になります。
    • 発電量や故障個所等の状況を遠隔から一元管理でき、保守点検の効率化と発電効率の最適化が期待できます。
  • 監視カメラ
    • カメラの設置場所を選ばない柔軟性があります。
    • 有有線ネットワーク構築が不要で導入コストが抑えられます。
    • カメラ映像をセキュアな通信で安全に伝送できます。
  • 病院
    • Wi-Fiなどの既存無線LANとの干渉が起こりにくいです。
    • スマートフォンを使えない病院内でも安全かつセキュアな通信環境が構築できます。

スペック

規格 LTE TDD RAN (3GPP Release 15)
帯域 B39(2XGP(1880 MHz - 1920 MHz)(FD0 or F1 or F2))
チャネル帯域幅 5MHz(TDD)
データレート 上り: 1.43Mbps / 下り: 10.3Mbps
送信出力 23 dBm
受信感度 -100 dBm(TBC)
時刻同期 GPS, 1588v2
消費電力 40W以下
LTEバックホール LTE Cat.4(B5, B7, B8, B18, B19, B21)
VoLTE 対応
イーサネットインターフェース RJ45(10/100/1000 Mbps) × 1
電源 PoE++ (PoEインクジェクタ同梱)
寸法・重量 254mm × 254mm × 83.4mm・7kg
IPレーティング IP67
動作温度 -20℃から55℃

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