1. 株式会社PALTEK
  2. TECHブログ
  3. 技術情報
  4. Micron NVMe SSD 7300 + AMD EPYCで、パフォーマンスが最適化されたCephストレージの実現

TECHブログ

Micron NVMe SSD 7300 + AMD EPYCで、パフォーマンスが最適化されたCephストレージの実現

Micron NVMe SSD 7300 + AMD EPYCで、パフォーマンスが最適化されたCephストレージの実現

オープンソースの分散ストレージソフトウエア「Ceph」は、柔軟なアクセス方式、拡張性が容易で信頼性も高いデータベースです。

1日に作成されるデータが44ZBの今日、今後のIoT/ビッグデータ時代にCephで最適なストレージ環境を導入してみませんか?

マイクロン社は、最新のラインナップ NVMe SSD 7300とAMD EPYCでパフォーマンスが最適化されたRedhat Ceph Storageを構築し、パフォーマンステストを実施しましたので、その結果を紹介します。

目次

Cephストレージを使うメリットは?

まず、人気が高いCephストレージにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
そのメリットは4つあります。

  • オープンソースで分散ストレージのソフトウエア
  • 同じ機能でも従来のSANよりもコストが安く抑えられる
  • 高額な専用ハードウエアに依存することなく、汎用的なハードウエアで利用可能
  • ノードを追加すればシステム容量を容易に増やすことができる

そして、このようなメリットがあるCephストレージは、「Micron NVMe SSD」と「AMD EPYC」を組み合わせることにより、パフォーマンスが最適化され、コストメリットのあるストレージとして構築することが可能です。

「Micron NVMe SSD」と「AMD EPYC」により構築されたCephストレージの実力について、詳しくお伝えしていきます。

パフォーマンス測定

今回はRedHat Ceph Storageを使用してパフォーマンス測定をしました。

図1に4KiBランダムアクセスと4MiBのオブジェクトワークロードの結果を示します。


図1:4KiBランダムアクセスと4MiBのオブジェクトワークロードの結果

測定環境

ハードウエア環境

今回は使用検討されている方も多い、AMDのEPYC 7002シリーズを使用して測定を実施しました。(表1・図2)


表1:ストレージノードのハードウエア環境


図2:Micron Ceph Reference Architecture

ソフトウエア環境

ソフトウエアはRed Hat Enterprise LinuxとCephを採用しました。(表2)
Red Hatを使用した理由としては下記が挙げられます。

  • OpenStack、Linux、およびKVMハイパーバイザーと統合化されたブロックストレージの提供
  • イレイジャーコーディング、またはレプリケーションによるデータの耐久性
  • Red HatAnsible®自動化ベースの導入
  • オンプレミスモニタリングダッシュボードを使用した高度な監視、診断情報の提供
  • グローバルに展開されているテクニカルサポート、オープンソースコミュニティのサポート体制

 
 表2:ソフトウエア環境

CephのMonitorノード環境

Cephモニターノードは、AMD EPYC 7001アーキテクチャサーバーです。

Cephデータノードと同様に、このRAは、AMDプロセッサーとアーキテクチャーを中心に構築された全体的なソリューションアーキテクチャーに焦点を当てて、特定のサーバーベンダーや実装に関する推奨は特に提示しませんが高性能でスケーラブルなHPC環境が必要です。

次の表は、このCephモニターノードの役割に使用されるサーバーアーキテクチャの詳細を示しています。(表3)


表3:Monitorノードのハードウエア環境

測定結果


表4:7300 測定結果

9200 測定結果
表5:9200 測定結果

表4の結果は前述している通り、4つの1Uデータノードと1つの1Uモニターノード、307GBのストレージというコンパクトな構成で測定しました。(表4)

このCephソリューションは、小ブロックのワークロード向けに最適化されていますが、優れたオブジェクトパフォーマンスを示し、ネットワーク帯域幅の最大90%のスループットを提供可能です。

また、TCP / IPオーバーヘッドを考慮して、大きなブロックのワークロードに利用可能なスループットを十分満たすことができます。

表5の結果は一世代前のMicron NVMe SSD 9200+Intel Xeon8163 dual socketで測定した結果です。

SSDのデータシートスペックでは9200の方が優位性はありますが、7300とAMD EPYCの親和性が高いため、9200以上のパフォーマンスを実現できています。

7300はEnterprise SSDではValueの位置づけではありますが、Micronのソリューションを活用していただければ、Cephストレージでは高パフォーマンスを実現することができます。

まとめ

このパフォーマンス測定結果からもお分かりいただけたように、マイクロン社は単にSSDを提供するだけではなく、システムレベルでのソリューションを行っています。

実は、Micron USにはシステム提案するための専門の部署があり、メモリーメーカーならではのさまざまな提案を行っているのです。

今回のCephストレージの評価をはじめとして、今後も、このTECHブログでさまざまなソリューションを紹介させていただきます。

最後に、Cephの評価で使用したEnterprise NVMe SSDの7300は6月にリリースされたばかりの最新のSSDです。
7300のスペック情報については以下よりダウンロードできます。

Micron NVMe SSD 7300スペック情報

 

PALTEKではSSDだけではなく、サーバを含めたシステム提案が可能です。
データベースを含めたシステム構築で何かお困りごとがありましたら、ぜひお問合せください。

 

今回紹介したCephストレージのソリューションについて、詳細な情報はこちらよりダウンロードできます。
ダウンロード資料は英語になりますが、表4で示した測定結果のより詳細な結果、OSのチューニング方法等を確認することができます。