【Vivado® ML 2022.1】をインストールしてVCK190 評価キットのプロジェクトを作成してみた
みなさん、こんにちは。
今回は、Vivado® ML Edition 2022.1をインストールした後、VCK190評価キットのシンプルなプロジェクトを作成し書き込みしてみます。
それでは、始めましょう。
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Versal Acap関連のひとつです。
目次
今回は、以下の環境で実行します。
- ・HostPC CentOS 7.6
- ・Vivado® ML Editon 2022.1
ツールインストール
今回、ツールインストールはCentOS PCで行います。
インストーラーのダウンロードは こちら から
統合版インストーラーは、ウェブインストーラーと比べてファイルサイズが大きいため、ウェブインストーラーのLinux版を使用します。
出典: AMD ザイリンクスダウンロード
早速始めてみましょう。
まずはダウンロードしたインストーラーに対して、実行権限を付与してから実行します。
chmod +x ./Xilinx_Unified_2022.1_0420_0327_Lin64
./Xilinx_Unified_2022.1_0420_0327_Lin64.bin
以下Welcome画面です。
出典:Vivado® ML Edition ウェブインストーラー
以下Select Install Type画面です。
AMD ザイリンクス アカウントのE-mail AddressとPasswordを入力します。
出典:Vivado® ML Edition ウェブインストーラー
以下Select Product to Install 画面です。Vitisを選択します。
出典:Vivado® ML Edition ウェブインストーラー
以下Vitis Unified Software Platform画面です。
すべてを選択するとその分だけ必要な領域は大きくなりますので、必要な分だけ選択します。
出典:Vivado® ML Edition ウェブインストーラー
※Accept License Agreements →
Select Destination Directoryは割愛します。
インストール開始して終了を待ちます。
インストールが完了し、起動して終了です。
出典:Vivado® ML Edition
プロジェクト作成
~ PDI作成まで
早速プロジェクトを作成してみます。こちらも作成までの画面を一部展開します。
プロジェクト作成
Create ProjectからNextを選択して進めます。Default Part画面です。
今回はVersal VCK190評価キットを選択します。
出典:Vivado® ML Edition
プロジェクトが作成されたら、次にブロックデザインを作成します。
とりあえず、CIPSを置きます。
出典:Vivado® ML Edition
Run Block Automationを選択します。
DDR+LPDDR4が選択可能になっているので、有効にしてみます。
出典:Vivado® ML Edition
各IPが生成されました。
出典:Vivado® ML Edition
F6を押すなどをして、Validateを実行します。
出典:Vivado® ML Edition
PDI作成
Create HDL Wrapper → Generate Device Image と選択して、書き込み用のPDIファイルを作成します。
出典:Vivado® ML Edition
PDIファイルの作成が完了できました。
インプリメント時に使うコア数が半分くらいで、時間はトータルで10分程度でした。
ここで書き込みまで行う予定でしたが、今手元にはVCK190es版しかなく、どうやらVivado® ML 2022.1では、VCK190esのデバイスであるXCVC1902-ES1がサポートされていないようです。[1]
今回は、PDI作成までとします。
おわりに
今回は、Vivado® ML 2022.1のインストールとシンプルなデザインを作成してみました。
今回は、PDI作成までとなりましたが、実機確認についての様子もブログを通じてお伝えできればと思いますので、次回のブログもどうぞよろしくお願いいたします。
調査依頼や、設計検討などありましたら、お気軽にお問い合わせください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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